この章での学び
この章では『5GネットワークとxR(VR、AR、SR、MR)』について学ぶことができます。
目次
Toggle1)5Gネットワーク
日本でも2020年3月から大手キャリアで5Gのサービス提供がスタート。
アメリカや韓国では2019年4月からスマホ向けのサービス提供が始まっており、5Gが導入された国は30ヶ国を超えています。
5G(4Gに続く次世代の無線通信規格)の特徴
1.大容量 2.超高速 3.超低遅延 4.超高信頼性 5.多数同時接続
最大で4Gの約100倍の10Gbpsで通信が可能になります。
⇒ 精細な映像が楽しめる8k映像や、AR・VRなどを利用した大容量コンテンツのリアルタイム通信など が、手軽に楽しめるようになる可能性があります。
5Gによる1msの低遅延な通信が一般的になれば、よりレベルの高い自動運転や、ロボットの遠隔操作が可能になります。
⇒ 医療・農業・災害救助などさまざまな分野での発展も期待できます。
5Gは100万台/平方kmの同時接続(4Gの30〜40倍の数)が可能です。
⇒ パソコンやスマホだけでなく、家電や多数のセンサーなど複数の機器が接続することができます。
5GによってIoTが生活に浸透することで、今まで以上に快適で便利な暮らしが送れるようになります。
2)xR
xRとは、VR・AR・SR・MRなどの仮想空間技術や空間拡張技術の総称です。
VR(仮想現実)
VRとは「Virtual Reality(バーチャルリアリティ)」の略で、人工的に作られた仮想空間を現実かのように体感させる技術です。
HMD(ヘッドマウントディスプレイ)を装着して、仮想空間を体験できます。
すでにPlayStation VRなどで、自宅でもVRのゲームが手軽に楽しめるほか、美術館などのスポットをVR空間で体験することも可能です。
ゲームやエンターテインメントだけでなく、仕事のトレーニングや技術のシミュレーションなどビジネス分野でも活用されていくと思われます。
AR(拡張現実)
ARとは「Augmented Reality」の略で、実在する風景にバーチャルの視覚情報を重ねて表示することで、目の前にある世界と仮想空間のデータを融合させる技術です。
ARを使ったサービスの最近の例としてあげられるのは、スマホ用ゲーム「ポケモンGO」でしょう。
SR(代替現実)
SRとは「Substitutional Reality」の略で、現実世界に過去の映像を映し出し、過去の出来事を今目の前で起きているかのように、存在しない人がいるように、錯覚させる技術です。
現実世界と同じ場所で撮影した映像をヘッドマウントディスプレイを使って見せることで、過去の情報と現在の情報が入り乱れ区別がつかなくなることで錯覚を起こさせる技術です。
MR(複合現実)
「Mixed Reality」の略で、CGで人工的に作られた仮想世界と現実世界を融合(ミックス)させる技術です。
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